品種の色々その1
こんばんわ。きのっきーです。
今回のお話は結構難しい?かもしれません・・・きのこにも色々な品種がありますよ~ってお話です。
きのこにも色々な品種があり、しいたけなどは数え切れないほど色々な品種があります。
では、その色々な品種はどのように作られているか?
基本的には同じ種類のきのこ同士で交配させるのですが、植物とは違いきのこには雄しべや雌しべも無ければ種子もありません。
きのこの交配は、きのこから出てくる胞子を掛け合わせて交配させるのですが、その詳しいやり方はいずれ・・・
きのこの胞子から発芽する菌糸は一核菌糸と呼ばれ一核菌糸の状態だと例外を除いてきのこを作ることはありません。
一核菌糸と一核菌糸が掛け合わさって二核菌糸になりきのこを作る状態になるのですが、それを人工的に掛け合わせて目的に合ったきのこを作り出すことを交配と言います。
例えば、エリンギを例に挙げると、培養日数が少なくて済む品種Aと収量が多い品種Bがあるとします。
品種AとBからそれぞれ胞子を採取して培養します。胞子から発芽するのは一核菌糸なので、品種Aからは一核菌糸のA1とA2が品種Bからは同じくB1とB2の一核菌糸を作ることが出来ます。
それぞれの一核菌糸を掛け合わせて、「A1B1」「A1B2」「A2B1」「A2B2」を作り、それを選抜して培養が短くて収量の多い新しい品種「AB」が出来る・・・
簡単に書けば新しい品種はこのように作るのですが、実際の詳細はかなり省いています。
きのっきーはきのこ栽培の片手間になっていますが、自分たちの施設に合うエリンギの品種開発もやっています。その辺のことも「その2」の時に書きたいと思うので、お楽しみに?・・・(;´・ω・)
関連記事