取扱店舗

スポンサーサイト


上記の広告は30日以上更新(記事投稿)のないブログに表示されています。  

Posted by スポンサーサイト at

2014年09月17日

きのこの天敵!

こんばんわ。きのっきーです。

きのこにも天敵といえる存在が色々といます。

今日は一部を紹介したいと思います。



まずは空気中に普通に存在する外菌

きのこの菌はデリケートなので外菌にも注意しなければなりません。

特にきのこの種の接種時や培養初期は気を使います。

これに関してはオゾンを発生させる機械を使ってある程度抑止できるので比較的対処は簡単です。



こちらは「ダニ」です。

種類までは分かりませんが、線の様になっているところが「ダニ」が居る証拠になります。

ダニは外菌やバクテリアを運んでくるので病気の元になって厄介ですね。



ちょっとテカっているのが分かりますか?

これはバクテリア

水滴などを使って移動します。コンタミの原因です。

コンタミってのは簡単に言えば異物混入ですね・・・

ちなみにどれも肉眼では見ることが出来ないと思います。

日々きのこ屋さんはこのような見えない天敵とも戦っています(笑)  


Posted by きのっきー at 18:08Comments(0)真面目なきのこの話

2014年08月30日

育種の話

こんばんわ。きのっきーです。

当ブログでも何度か記事にしているきのこの交配のお話です。



日本でも当園でのみ栽培している「富士山タマチョレイタケ」

おそらく現場レベルでの育種をしているのも当園だけだと思います。

きのっきーは「生産者」になるので本来育種は本業ではないです。

なので1日中育種作業をするってことは無いですね

空いた時間に片手間でやっています。

タマチョレイタケの様な新品種のきのこは中々育種記録みたいなものが存在しません(;´・ω・)

なのでいきなり何百種類も交配にかけるのは相当なリスクがあります。

大量に交配作業をして1種類も交雑しなかったらマジ心が折れます(笑)

それを避けるためにもとりあえずの意味で「予備試験」を最初にやります。そのときの記事はコチラ

その後選抜作業や試験栽培をした結果

奇跡なのか?一生分の運を使ったのか?使い勝手がよさそうな品種をみつけました。

本来なら何百種類~何千種類の中でも当たりを引けるかどうか?ってこともあるのが「交配」って作業です。

一通り試験する中で通常の栽培環境に適応するならタマチョレイタケ課題が1つクリアーできそうです。  


Posted by きのっきー at 18:09Comments(0)真面目なきのこの話

2014年07月02日

マイコファジストって知っていますか?

こんばんわ。きのっきーです。

マイコファジストって知っていますか?

日本語的に訳すと「菌食主義者」ってところで

菜食主義者を「ベジタリアン」って言うのと同じ感じです。

「菌食」って何を食べる?って思いますよね?

きのこ類はもちろん納豆やキムチ等の発酵食品やチーズ・ヨーグルト等

究極を言えば一部のお酒なんかもある意味で「菌食」になりそうですね(笑)

  


Posted by きのっきー at 19:30Comments(2)真面目なきのこの話

2014年06月13日

実は大切な含水率

こんばんわ。きのっきーです。

今日はきのこ栽培における最初のポイント的なお話



きのこ栽培用の培地の含水率を調べています。

きのこ栽培で最初に大事なポイントになります。

まずはオガ粉と栄養分と水を混ぜ合わせて培地を作るのですが・・・

培地の含水率にはかなり気を使います。

多すぎると醗酵が進みすぎて酸が出て菌糸の伸びが悪くなるし

少なすぎても培地が乾いて成長が止まります。

なのでそれぞれのきのこに合った培地の含水率を調整しています。

培地を詰め込むときは必ず含水率のチェックは欠かせませんね  


Posted by きのっきー at 18:01Comments(0)真面目なきのこの話

2014年05月14日

種菌選び

こんばんわ。きのっきーです。



今回は種菌の更新のお話です。

きのこの種菌は基本「系代培養」という手法で増やしていきます。

ですが、系代培養を重ねていくと変異のリスクや雑菌の混入率が高くなっていきます。

なので・・・

種菌用の種菌は試験管に保管してある系代を重ねていない菌を使います。その辺のお話はコチラ

問題です!!



Q この二つの違いが分かりますか?

A 写真じゃ分かりません(笑)

写真から見て左側は残念ながら種菌用の種菌にはなりません。

右側は種菌用の種菌になります。

目で見て感じる小さな違和感が左側にはあります。菌の回り方に元気がないというか・・・

そんな些細なところまで神経を使って選んでいます。

小さな違和感を見逃しては下手をすると、栽培するきのこ全部に影響が出るかもしれない・・・

もしかしたら一年で一番神経を尖らせている日かもしれません(笑)  


Posted by きのっきー at 18:13Comments(0)真面目なきのこの話